― 国際協力の第一歩を考える機会に ―

 2025年4月23日(水)、愛媛大学城北キャンパス内において、独立行政法人国際協力機構(JICA)愛媛デスクの主催による「JICA海外協力隊2025年春募集 愛媛大学募集説明会」が開催され、国際協力や海外での実務経験に関心のある学生が多数参加しました。

 冒頭では、JICA愛媛デスクの大石紗己さんより、JICA全体の概要ならびに海外協力隊の制度に関する説明が行われました。応募から派遣、帰国に至るまでの具体的なプロセスが示されるとともに、語学力、経済的支援、キャリア形成など、参加希望者が抱きやすい疑問点についても丁寧に解説がありました。

 続いて、パナマに派遣された経験を持つ松下博幸さんが登壇し、現地での活動内容や生活において得られた学びについて、写真を交えながら紹介しました。実際の体験に基づいた発表は、参加者にとって国際協力の現場を具体的にイメージする機会となりました。
 

 後半では、松下さんのほか海外協力隊経験者である福田楓さんおよび桑原真由美さんを交えた少人数グループによる相談会が行われました。福田楓さんは、協力隊としての経験を経て、2025年4月から愛媛大学の職員として勤務しており、国際経験が進路にどう結びつくのかという観点から、参加者からの相談に乗っていました。また、桑原真由美さんは、中学校教員としての経験を活かし、教育職を志す学生の相談に親身に対応していました。
 説明会の最後には、JICA四国より椎谷徳子業務課長が登壇し、将来に向けた挑戦を後押しするメッセージを送りました。説明会終了後も、個別に質問や相談を行う学生の姿が見られ、本説明会が学生にとって有意義な時間となったことがうかがえました。

 今後も本学では、JICAとの連携を通じて、学生の国際的な視野の拡大と社会貢献への意識醸成を支援してまいります。