愛媛大学国際連携推進機構
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兵頭 功一 中国・中央民族大学短期交換留学 (2010年11月29日)

中央民族大学は中華人民共和国北京市海淀区魏公村に所在し、国家民族事務委員会が管理する公立大学で国家重点大学にも指定されています。中国少数民族教育の最高学府として少数民族の高級人材養成を使命とし、中国の56民族すべてを一堂に集めています。在校生1.3万人余りで、全日制学部学生の70%前後が少数民族となっています。中国では「民大」と略称する人が多いです。私はこの大学で2010年9月より語学留学をしています。中国の大学にしては小さめの大学ですが、伝統のある大学です。それに日本人から言えばとても過ごしやすい大学です。学生たちはとても友好的で、日本語に興味のある学生も多いです。授業はレベルごとに合計10班に分けられ、どの班も人数は12.3人程度であり、授業中の質問も小さなことでも受け付けてもらえるので、とても勉強しやすいです。班はクラス分けテストを受けて割り振られますが、自分のレベルとあってないと感じた場合、学期始まりであれば変更が可能です。授業以外でも日本語に興味のある中国人の友人を見つけてお互いに教えあう『相互学習』で、中国語のレベルを上げることができます。言語だけでなく、互いの習慣や文化を理解することで視野も広がります。

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この大学には中国の観光名所に連れて行ってくれたり、中国の伝統芸能を教えてくれたり、『HSK』という中国語を非母語とする人を対象にした言語検定の資格取得の補習をしてくれたりなどの課外活動も豊富です。11月には留学生たちによる小さな発表会のようなものもあり、私ともう一人愛大からの留学生も参加して、他の留学生たちとの友好関係を得て、また深めることができました。中央民族大学に来ている留学生は、アメリカ、イギリス、イタリア、インドネシア、韓国、スリランカ、タイ、トルコ、ロシア等々、各国さまざまな文化・習慣をもった人がおり、とても楽しいです。 写真は、学校の正門と発表会のものです。

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・生活

最初に治安に関して、最近日本では中国で反日デモが盛んに起こっていると報道され、中国人の日本人に対する印象はとても悪く、中国に行くのは危険といわれているようですが、北京はとても安全です。学内だけでなく、私は一般人と話をする機会が月並みにありますが、まだ日本・日本人が嫌いだという人には出会ったことがありません。寧ろ、とても友好的でよく話しかけてくれたり、食事に誘ってくれ、時にはごちそうしてくれたりと人付き合いに積極的な印象を受けました。他にはトイレについてですが、日本人の大半の人はあまり衛生的でないと思われている方が多いと思いますが、現在の中国では大半の方が思い描いているような仕切りがないなどの古いトイレは北京では減少しています。少なくとも、学内、学校周辺にはないと思います。ただし、やはり紙はないので外出にはポケットティッシュが必要です。学食の食事はとても安く、種類も豊富でおいしいです。学食で3食食べるなら30元もあれば事足ります。

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学生寮に関してですが、最近民族大学の東門の近くに新たに留学生寮が建ちました。内装はとてもきれいでホテルのようです。寮費もさほど高くないので好条件だと思います。実際、私もこちらの寮で生活しており、とても快適です。ネットも無線で使用することができます、しかしLANケーブルを挿すところがないので、必ず無線LANが付いているパソコンを用意する必要があります。物価も安いうえ、買い物も値切りが可能です。他にも様々な刺激が中国での生活を有意義なものにしてくれます。

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日野 和明 中国・中央民族大学短期交換留学 (2010年11月29日)

中国長期留学中間報告

愛媛大学 法文学部 総合政策学科 二回生 日野和明

・現在までの留学の流れ
八月  中国に入国
民族大学 留学生楼に入寮
授業開始
九月  観光ビザから留学ビザに切り替え
十月  中間テスト
十二月 期末テスト

 私は、平成22年八月より中国中央民族大学に、愛媛大学からの交換留学生として在籍しています。私が中国に留学しようと思い至ったのには二つ理由があります。一つは愛媛大学で中国から来た留学生や、マカオ、香港の学生と知り合ったことです。彼らの高い学習意欲や目的意識は、私にいつも大きな刺激を与えてくれました。彼らと共に食事をする中で、現在の中日の関係を話したり、中国の社会の話をしてくれ、非常に面白く感じましたいま一つは、中村則弘先生の講義で学んだ、中国をフィールドとした社会学について興味を持ったことです。これらのことから強く中国に行って中国語、文化を学んでみたいと思い留学を決意しました。
留学準備については、国際連携推進課の陳捷先生から紹介していただいた先輩の手を借りながら、健康診断書や航空券、中国の生活で必要なものなどを揃えました。現地においても陳先生や友人に助けてもらい寮に無事に入居することができました。私の入居した寮は新しくできたものらしく本当にきれいで、トイレ、シャワー完備週に2~3回ほど掃除やベッドのシーツを変えてくれるサービスもあります。寮のフロントの人たちと会話することもでき、時に宿題のわからないところなどを質問をしたりしています。また、生活に必要なものは大学内の商店で買え、交通の面では地下鉄、バスの駅から徒歩で行ける距離なので、生活の面では快適というほかありません。ちなみに、民族大学はとても大きな学生食堂を、いくつも設けており中国各地の料理を低価格で味わえます。民族大学の学生に聞いたところ、北京にある大学の中でも非常においしく低価格な学食のようです。日本円にして150円くらいで、お腹いっぱいの食事をすることができ、私はほぼ毎日利用しています。また、西門付近にもさまざまな料理店が密集しており、食の面においては十分に満足しています。そして、安全面においても申し分なく、巷でデモが噂された時でも北京市内、大学内は何も大きな問題は起こらず、かなり心配していましたが、いつもと変わらぬ生活を送ることができました。
授業は週に5日一日に二時間の総合課、二時間の口語課、計4時間の授業があります。クラスは10~13人と少人数で先生がいつでも質問に答えてくれます。発言の機会も非常に多く与えられます。また風邪をひいた時は心から心配し、薬を買いについてきてくれたりもしました。授業が午前で終わる日などは、クラスの皆を北京の名所を案内してくれています。そして、全く中国語を話せずに中国に来た私の辞書を見ながら、ノートに漢字を書きながらの会話にも根気強く付き合ってくれるため非常に助かっています。
また、私のクラスメイト達は多国籍で九カ国から来ており、さまざまな国の文化を耳にすることができ毎日が新鮮です。中国文化だけではなく、マレーシアやインドネシア、イギリス、フランス、ロシア、タイ、アメリカ、ウズベキスタンの各国の聞いたことのなかった制度や社会問題を直接耳にすることができることはいままでになかった経験で、非常に多くのことを考えさせられます。
 また授業以外に民族大学の中である催しはとても多く、学生同士のディベート大会、留学生の中国語を用いて行う留学生表演祭など課外活動も本当に充実しているように感じます。特に学生のディベートは時間を上手に使い、短時間に要点を盛り込んで話す、驚くほどレベルが高いものでした。以前に大学の授業でディーべートをしたことがありましたが、民族大学の学生のディベートを聞いて非常に良い刺激を与えられました。

 今後も積極的に授業に参加し、中国の人々、さまざまな国から来た学生と会い自分の見聞を広げていきたいと思っています。中国に来て三カ月になりますが、実に様々な人と会うことができ、文化、人の優しさなど様々なことを学べたような気がします。たくさんの友人を作ることもでき、貴重な体験をしているということを毎日実感しながら生活出来ています。今後も引き続き一生懸命中国語を学んで、有意義な、人生の宝となるような経験を積みたいと思います。

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集合写真