【2012年度-2016年度】大学の世界展開力強化事業
「日本・インドネシアの農山漁村で展開する6大学協働サービスラーニング・プログラム」
大学院修士課程、博士課程におけるSUIJIジョイント・プログラム(略称、SUIJI-JP)は、農学の6つの教育研究分野(森林、水循環、土壌、食品科学、植物環境制御、海洋生産)で、両国の学生が相手国の受入れ大学で実施される共同教育プログラムを履修し、在籍大学と受入れ大学双方の指導教員等による授業の履修および研究指導を受けることができるプログラムです。
愛媛大学は、日本とインドネシアの6大学(愛媛大学、香川大学、高知大学、ガジャマダ大学、ボゴール農業大学、ハサヌディン大学)間でSUIJI(Six-University Initiative Japan Indonesia)コンソーシアムを形成し、学部から大学院にわたる多層的な共同教育プログラムを展開しています。
学部では、グローバルな視野を持ち、地域から持続可能な未来づくりに貢献するSUIJIサーバント・リーダー(地域社会で献身的に貢献するリーダー)の養成を目的として、SUIJIサービスラーニング・プログラム(略称、SUIJI-SLP)を実施しています。プログラムでは、日本とインドネシア6大学の学生が、両国の農山漁村に約3週間にわたり滞在し、言語・文化・専門の違いを超えて、地域が直面する課題に取り組みながら共に学びます。
詳しくは愛媛大学ASEAN/アフリカ・エンゲージメント推進室のサイトもご参照ください。

【2023年度】大学の世界展開力強化事業(補正予算事業)
「SDGs × Food-Value-Chain in Ehime for Glocal Food Security(愛媛におけるSDGsとフードバリューチェーンのコラボレーションがグローカルな食料安全保障に果たす役割)」
愛媛大学は、令和5年度文部科学省「大学の世界展開力強化事業(補正予算事業)~ASEAN諸国からの留学生受入、定着促進のためのシステム構築等支援~」において、タイプA:学士課程コンテンツ型に採択されました。
「SDGs × Food-Value-Chain in Ehime for Glocal Food Security(愛媛におけるSDGsとフードバリューチェーンのコラボレーションがグローカルな食料安全保障に果たす役割)」というテーマで、愛媛県の資源豊かな山里海の環境と、その地理的特性を存分に活かした一次産業・食品産業に焦点を当てた上で、人類の持続可能性維持に不可欠な食を基軸とする付加価値の連鎖に関する優れた取組や、人類以外の生物種にも視野を拡大したマルチスピーシーズという概念について学ぶ科目コンテンツを提供します。これらの教育コンテンツは、現地取材に基づく豊富な映像やバーチャル視察を含み、令和7年9月から公開します。
本学は、今後作成する教育パッケージが、高校生による科目の先取り履修や大学院での研究対象への基礎知識の習得などに広く活用されることで、本学のみならず日本全体への留学生の受け入れの基盤となるよう、取り組んでまいります。
